HPCやGPUのサーバーで手軽に256GBや512GBのメモリを実装できるようになってきましたが、最高のパフォーマンスを引き出すには、導入時のメモリ選定が必須です。選定を間違えると、DDR4-2400がDDR-2133になってしまいます。それは大変もったいないことです。どこに気をつければいいのでしょうか。

Intel Xeon E5-2600v4またはE5-1600v4シリーズのCPUを搭載するマザーボードには、1CPUあたり8枚または12枚のメモリスロットがあります。1CPUに4枚のメモリであれば、通常のRDIMMでもDDR4-2400のフルスピードで動作します。1CPUに8枚のメモリの場合、通常のRDIMMを使うとDDR4-2133にスピードがダウンします。1CPUに12枚の場合、通常のRDIMMではDDR4-1600までダウンしてしまいます。価格が少しアップしますが、LRDIMM(Load Reduced DIMM)を使うと1CPUに8枚のメモリでもDDR4-2400のスピードを維持できます。しかし、1CPUに12枚のメモリの場合DDR4-1866までスピードダウンしてしまいます。LRDIMMは現在のところ32GBと64GBのモジュールしかありません。メモリを選択する場合、1CPUあたり4枚の構成ならばRDIMM、8枚の構成ならLRDIMM、12枚の構成は使わない、というのが計算スピード重視の目的ではお薦めです。具体的には、2CPU機の場合、64GBなら8GBのRDIMMを8枚、128GBなら16GBのRDIMMを8枚、256GBなら32GBのRDIMMを8枚、512GBなら32GBのLRDIMMを16枚、1024GBなら64GBのLRDIMMを16枚、の様に選択して、16枚ではRDIMMはつかわないというのが最高スピードを維持する方法です。256GBを選択する場合、価格の安さから16GBのRDIMMを16枚という構成が世間には多く見られますが、32GBのRDIMMを8枚で構成するのが正しいやり方と言えるでしょう。

Populating RDIMM/LRDIMM DDR4 Memory Modules for the E5- 2600v4-based Motherboard

Type

RDIMM

Ranks Per DIMM and Data Width

SRx4

DIMM Capacity (GB)

4Gb 8Gb 8GB 16GB

Speed (MT/s); Voltage (V);
Slot Per Channel (SPC) and DIMM Per Channel (

3 Slots Per Channel
1DPC 2DPC 3DPC

RDIMM

SRx8

4GB

8GB

2400

2133

1600

RDIMM

DRx8

8GB

16GB

2400

2133

1600

RDIMM

DRx4

16GB

32GB

2400

2133

1600

LRDIMM

QRx4

32GB

64GB

2400

2400

1866

LRDIMM 3DS

8Rx4

64GB

128GB

2400

2400

1866