最近のサーバーでオンボードVGAを使用した場合、解像度が1024x768以上に上らない場合があります。これでは不便なので、解像度を上げる方法を試してみます。

ターミナルを開き、xrandrと入力します。

xrandr

最大で1600 x 1200の解像度が可能でVGA-1という名称のディスプレイに接続されていることがわかります。

1. 解像度用のモードラインを生成: 最初に、1600x1200解像度のためのモードラインを生成します。これはcvtコマンドを使用して行います。このコマンドは、1600x1200解像度のためのモードライン情報を出力します。出力例は以下のようになります(実際の出力は異なる可能性があります):

cvt 1600 1200

2. 新しいモードを追加: 生成されたモードラインを使って、新しいモードをxrandrに追加します。以下のコマンドではModelineの後の文字列を使用します。

xrandr --newmode "1600x1200_60.00"  161.00  1600 1712 1880 2160  1200 1203 1207 1245 -hsync +vsync

3. モードをディスプレイに追加: 次に、新しく作成したモードを特定のディスプレイに追加します。ディスプレイの識別子はxrandrコマンドの出力で確認できます。以下の例では、ディスプレイ識別子をVGA-1としていますが、実際の環境に合わせて変更してください。

xrandr --addmode VGA-1 "1600x1200_60.00"

4. 解像度を設定: 最後に、新しい解像度をディスプレイに設定します。

xrandr --output VGA-1 --mode "1600x1200_60.00"

以上で解像度を上げることができます。この設定はリブートやログアウトで消えてしまいますので、スクリプトなどに記録しておき、必要時に使用する事をお勧めします。